Every Day a Good Day

Every Day a Good Day

好きなこと 勉強していること 日常のことを綴ります

健康診断結果に動揺。そして安保徹先生の本を読む。

この前受けた健康診断の結果が届いていました。

 

健診結果は特に異常はないと記載されていたものの、総合所見に

「日常生活に注意を要し、経過の観察を必要とします」

と記載されてました。

 

え?

 

ええっ??

 

どうゆうことでしょう???

 

確かに、昨年の検査結果を比較すると数値が上がっているところがありましたが、基本的には基準値に収まっています。

数値の上昇が著しかったのかな・・・・?

問診の時、気になる体調のことを伝えたからかな?

 

色々考えても、何故このような所見が書かれているのか私の頭では見当つかないのですが、でもこれは、これまでの生活を見直しなさいよってことかなと感じました。

今回の健診結果に動揺しましたが、これから先、できるだけ心身ともに健康に生活していきたいなという意識付けにもなりましたし、考える良い機会だったのかと思います。

 

若いうちは夜ふかししようが、どれだけ食べようが、眠れば疲れも取れるし、多少の無理もなんとかなっていました。

けれども今は違います。それを実感しているこの頃です。

 

そういえば、病気も健康も、すべては生き方にあらわれていると、以前に読んだ本に書いてあったなぁと思い出しました。

 

帰宅後、本棚から久しぶりに取り出して読んでみました。

 

その本は、医者であり免疫学者でもある安保徹先生の書かれた本です。

初めは図書館から借りて読んでいた本だったのですが、「面白しろい本があるよ」と家族に話したところ、母が安保先生の書かれた本を数冊すでに持っていたことが判明して、なんて有名な先生なんだ!と驚いた記憶があります。

 

母のおかげで、我が家の本棚には安保先生の本があるので、いつでも読むことができます。

 

私のおすすめは、こちらの3冊。

免疫システムの基礎知識の解説から、病気の成り立ちや病気と生活習慣、考え方の関係性について、とても分かりやすく書かれています。

そして、病気と聞くと、なんだかネガティブなイメージがあるのですが、病気は怖いものではなくて、「気づき」を与えてくれるメッセージのようなものなんだと教えてくれる本です。

 

安保先生の本を読んで、医師として病気というものを病理学の視点でだけ診るのではなく、人間(人生)を通して病を診ること、その人の活力が蘇るような治療を大切にされていることがわかります。そして、とても人間味もあって、ユーモアもあって、あたたかい先生の人柄を感じます。

 

 

以前読んだ時に自分の感想をメモしていた紙が挟まっていました。

(一部抜粋)

病気は、これまでの生き方が体に現れてくるということ。生き方や考え方を変える必要性に気づかせてくれたんだと考えると、それも大切なきっかけであり、チャンスなんだと思う。

自分の体も心も、自分が責任を持って大切にしよう。

 

 

うん。今がチャンスです。

 

 

いけばなは決断の連続だ

私は月に2度ほど、いけばな(池坊)を習っています。

今日はお稽古の日でした。

 

花材は

です。

自由花(フリースタイル)での生け方でした。

 

f:id:everyday_a_gooday:20210927230645j:image

↑こちらは、今日の作品です。

花材の色合い的にも白い花器がいいなと思って、シンプルですが、こちらの花器を選びました。

 

池坊のいけばなは立花(りっか)・生花(しょうか)・自由花(じゆうか)の3つのスタイルがあります。私は結構自由花が好きで、毎回自由花のお稽古を楽しみにしています。

 

自由花の好きなところは、なんと言っても自分の好きなように、自由に生けられるところでしょうか。

花器もおもしろい形のものを選べます。

花材は先生が用意してくださるので、当日になってみないと分からないのですが、いつも季節の素敵な花材を用意して下さるので、それも楽しみの一つです。

 

ただ、今日は花材のハランをどう活かして生けようか悩んでしまって、ちょっと考え込んでしまいました。いつもより生け終わるのに時間がかかってしまいました。

初めはハランを長いまま生けたり。次は葉を軽く捻じってみたり折り曲げてみたり、色々バランスを取ってみたのですが…。自然の曲線が出て良いかなぁと思っていたのですが、なんだかしっくりいかず。つまらない感じがしていました。

 

そうしたら先生に、

『ハランの葉をカットしてみてもいいのよ。自由花なんだから、もっと自由に空間を楽しんで。』

幾何学的な形もおもしろいわよ』

とアドバイスをいただきました。

 

だけど、大幅に葉をカットすることになかなか勇気が出なくて躊躇していました。

カットして失敗したら、元に戻せないし…と、いつもいけばなをするときに悩みます。(実際にちょっと後悔したこともありますし。)

大袈裟に聞こえるかもしれないのですが、私にとっていけばなは、結構勇気がいる作業なのです。

 

(※どんな習い事からも学べることは沢山あると思いますが、私はいけばなを通して、決断力思い切りを身につけられたらいいなと思っています。)

 

そんなこんなで、ひとり手が止まったままの状態に焦ってきて、『お稽古なんだもの、色んなこと試してみよう!』『頭の中でシュミレーションしてばかりじゃなく、とにかくやってみればいいじゃないの。』と、やっと自分自身で納得できて、思い切ってハランをカットしました。

 

そこからは、踏ん切りがついたのか、気持ちよく生けることが出来ました。

カットする瞬間とても勇気が入りましたが、結果オーライです。思い切ってカットして良かったです。想像していたより、すっきりした雰囲気だけど動きも出て良いなと思いました。

最後に完成した作品を先生と他の生徒さんに見てもらうと、嬉しいお言葉をもらいました。

先生からの手直しもなしでした!!

 

 

勇気を出さないと見えない世界もあるなぁ

 

ちょっと大袈裟ですけど、そう思いました。

 

私が1人で黙々と雑談にも混ざらず(おしゃべりする余裕がなかっただけですが)作業していた様子を見ていた先生から、

思いきってみて良かったね。

自由花は、自由なぶん、自分で考えて工夫しなくちゃダメなのよ。誰かに決めてもらうんじゃなくて、自分でどうするか決めるのも大切なのよ。

それをお稽古を通して学ぶのよ。

と声をかけていただきました。

 

嬉しい。

 

そして、

は人を表すのよ

とも、おっしゃっていました。

花の生けかたで、生けた人がどんな人か分かるということなんですが、なんだかドキーっとしました。

 

素敵な花を生けられる人になりたいです。


f:id:everyday_a_gooday:20210927230647j:image

↑帰ってきて、家にある花器で生けなおしました。

花器がかわると、また雰囲気が変わりますね。

これもお気に入りです。

 

ちょっと前に話題になった本を借りてきた

今週はシルバーウィーク。

祝日続きで、なんだか曜日感覚がなくなってしまいます。

そんな中、図書館で予約していた本が貸出可能になったと連絡があったので、早速借りに行ってきました!

 

その本のタイトルは『「繊細さん」の本』です。

実は、私が予約したのは今年の5月。約5ヶ月待ちでした。すごく人気のある本なんだなぁと思う反面、逆にいうと、繊細すぎることで悩んでいる人も多いんだなぁということが、わかります。

 

この数年、カウンセリングをしていると『私はHSP気質があって…』『HSPじゃないかと思うんです』とおっしゃられた方が何人かいました。そして、こういった本もトレンド入りしていることもあって、一度読んでみたいなぁと、思っていたのです。

 

ただ、この本に限らず、他の書籍やインターネット上ではHSPに関するさまざまな情報を簡単に見つけることができます。中には、自分が該当するかどうかを確認できるチェックリストを公開しているページもあったりします。

HSPの気質がないとは言えないですが、自分でチェックして『自分はHSPだ』と過剰に思い込んでしまうこともあるようですし、さらに余計に周囲を気にするようになってしまったり、外部からの刺激により過敏になってしまったりして、さらに辛くなってしまうこともあるんじゃないかなと、クライエントの方々をみて感じます。

 

HSPに限らず、ネット上や自分でする性格診断やメンタルチェック、それからキャリア支援でよく使う適職診断などでも言えることですが、結果に振り回されないように意識することが大切です。本の著者やネットの情報も、読者を振り回すために書いているわけではないのですから、その情報を今後の自分の状況や考え方などをより良くしていくためのノウハウとして、必要に応じて上手に使っていけばよいのだと思います。プラスに活用して欲しいです。

 

今日借りた、『「繊細さん」の本』は、まだパラパラとしかみていないので、後でゆっくり読みたいと思います。感想はまた今度。

楽しみです。

 

『赤めだか』立川談春

今日は1日中、雨でした。

図書館から借りだめしていた本が何冊かあって、返却期限も迫ってきていたので、今日のような天気の日は読書日和だな、と思い本を読んで過ごしました。

 

前々から読んでいたのですが、本日読み終えた1冊が『赤めだか』です。

 

この本は、著者である立川談春師匠が落語家を目指して立川談志師匠に入門してから真打昇進に至るまでの、葛藤や苦悩や人情話などが書かれたエッセイです。

談志師匠のエピソードもたくさん書かれています。

 

 

正直なところ、落語は子供の頃からテレビでやっている笑点くらいしか知りませんし、著者の立川談春師匠のことも知りませんでした。そんな落語無知の私ですが、たまたま今習っているヨーガのホーム・ヨーガ学会のホームページに、おすすめ書籍でこの「赤めだか」が紹介されていて、面白そうだなと思ったのが、この本を読むきっかけでした。

 

読んでみて大当たり!でした。

今年読んだ本の中で3本の指に入るくらい、すごく面白かったです。

 

著者である立川談春師匠の文才にも引き込まれました。噺家はしゃべりのリズム感がすごいなと思ってましたが、文章を書いてもリズム感があってとてもテンポ良く、そして情景も頭に浮かんできて、思わず吹き出して笑ってしまう場面もありましたし、心がじんわりして目頭が熱くなる場面もありで、最初から最後までダレることなく楽しく読み終えてしまいました。

 

「落語とは人間の業の肯定である」という談志師匠の言葉がとても印象に残りました。

落語は「努力は必ず報われる」とか「為せば成る」とか、そういう上手くいってる人が主人公になるのではなくて、そこから外れてしまった人たちが主人公となるということ。

人間の情けなさ、愚かさ、全てをひっくるめて認め、それを抱えて生きていく人間の姿を語るものが落語なんだということ。

 

落語を観にいってみたいなと思いました。

 

そして、談春師匠の修行時代も結構強烈なのですが、破天荒な談志師匠とのはちゃめちゃなエピソードや、読んでいる私が理不尽な師弟関係だなと思うところがあっても、談志師匠への深い師弟愛も伝わってきました。談志師匠は私のイメージしていたよりも人間味もあって、人情深く愛情深いく弟子たちに関わっているところもすごく魅力です。

兄弟弟子同士の友情、競争、嫉妬や挫折の話のところどころに談志師匠の哲学的考えが散りばめられていて、壮絶な修行話でありながら、笑えるところあり、感動するところありで面白かったです。

 

 

Amazonのブックレビューをみると高評価でした。納得です。

この本は、落語がテーマではありますが、どんな人生にも、どんな人にも、読んでいて心に響く一文に出会えるんじゃないかな。

読んだ後は、すごく元気が出ます。

興味が湧いたら、ぜひ読んでみて欲しい本です。

 

 

 

今後のキャリコン勉強について考える

今日はキャリアコンサルティングの勉強会の日でした。

約2ヶ月ぶりの勉強会です。

久しぶりだったので、がっつり勉強というわけではなく、キャリコンK先輩の準備してくれたロープレのDVDをみんなで見ることになりました。内容はキャリアコンサルタントに対するキャリアコンサルティングのロープレです。

 

つまり技能士1級のロープレ!!

 

初めて見ました。

国家資格キャリアコンサルタント技能士2級のロープレとは展開も全然違くて驚きでした。当たり前ですが、指導者レベルですから、キャリアの理論や様々なカウンセリング技法を用いて、気づきや成長を促すような面談を、すでに専門職であるキャリアコンサルタントに行うのです。

カウンセラーというよりも先生といった感じですね。スーパーバイズです。

 

私はまだ2級技能士も取得できていないので、1級なんて考える余裕もないのですが、今日の1級ロープレのDVDを見たことで、私自身の今後の試験対策をどうしていったらいいのか、少しヒントをもらえたような気がしました。

ひとつ上の段から見た視点で、これからの勉強法を考えてみるのも面白いかも!と、今日の勉強会の収穫です。

 

このロープレDVDを見て

  • 「その行動には、どんな意味があったのか」考える
  • キャリアカウンセリングの理論や技法をケースに当てはめて振り返り、考えさせることで相談者の気づきを促す。

この2つが印象に残りました。

 

これまでの自分のカウンセリングや試験はどうだったのか思い出しながら、相談者役のカウンセラーを自分に置き換えて、指導者の考える視点や助言、アドバイスなどを聞くと、自分の至らない部分を改めて実感しました。そして同時に、もう一度カウンセリングの基本やキャリアコンサルティングの理論の学びなおしをしたいなと思ったのです。

 

これまで技能士2級に挑戦してきましたが、私自身「上手くやりたい」「面談を展開させたい」という気持ちが先走って、カウンセリングを進めることに精いっぱいになっていたと思います。本番は特に緊張しますし。

出来そうで出来きないのが、カウンセリングを行っている自分を冷静に、そして客観的に見ている自分を作ることです。

自分の思ったような理想のカウンセリングをしたいという思いが強すぎて自分の事ばかりになってしまい、相談者の様子や状況など見ているようで見れていなかったと思います。出来ないのは私自身が余裕がないからなのですが、理論や技法を使って指導やアドバイスをしている過程を見て、私は理論や技法を頭では知っている、分かっているになっているだけで、実際には習得できていないんじゃないか・・・と胸の奥がズンとしました。

 

「わかっている、知っている」と「できる」は違うのです。当たり前ですが。

 

全ての理論や技法を理解して出来る必要はありませんが、技能士2級でのカウンセリングの基本であるシステマチックアプローチやマイクロカウンセリングなど、実際のカウンセリングや、ロープレ練習の時にきちんと使えているのかフィードバックをしながら何度も繰り返して練習していくことから取り組みたいと思います。

そして、自分の好きな理論や技法を確認しなおし、自分の得意なものに変えていくこと。その勉強の積み重ねが、カウンセラーの余裕にも繋がっていくかなと思います。

 

まだ次回の受検申込は始まっていませんが、時間のある今のうちから取り組みたいと思います。(時間があると思っていても、あっという間に時間は過ぎていってしまいますよね。)

試験に受かりたいという気持ちもありますが、試験のためだけの学びではなく、実際のカウンセリングにも活かせる学びになるように、コツコツ取り組んできたいと思います。

そんなことを思った、勉強会でした。