読書の秋
こんばんは。だるまです。
季節は秋。「読書の秋」ですね。
私は読書が結構好きなので、『秋』に限らず本を読んでいる方かなと思います。特にコロナの影響で外出自粛モードになってからは、読書をする時間が増えました。
勉強のために読む本は別として、趣味として読む本は小説が多いです。あとは、料理本、片付け系、健康系、花の図鑑や写真集なども読んでいます。
一時期、海外文学ばかり読みあさっていたのですが、去年から日本文学作品をたくさん読むようになりました。
アメリカ人のBさんと日本の小説の話になって、英訳もされている日本の小説「博士の愛した数式」をお勧めしたことがあるのですが、『すごく面白かったよ!』と、とても良い感想をもらったことがあります。
(Bさん曰く、英語表現も自然だし読みやすいと言っていましたよ。英語学習者にもお勧めペーパーバックです。)
私も小川洋子さんのこの小説が大好きだし、Bさんにもこの本の良さを知ってもらえて、すごく嬉しくて、日本人として誇らしい気持ちになりました。そんなこともあり、もっと日本の小説や小説家を知ってもらいたいなと思うようになって、日本の作品を読み始めました。
特に明治〜昭和の時代にかけて活躍してきた文豪作品(芥川龍之介、夏目漱石、太宰治、坂口安吾、谷崎潤一郎、江戸川乱歩・・・など)を読むようになったのですが、読むうちに太宰治、坂口安吾、宮沢賢治…文豪作品にハマってしまいました。
特に坂口安吾。安吾の考え方や文章には、久しぶりにガツンときました。
作品を読んで、考えさせられたり、自分なりに感動したこともあるのですが、拍車をかけたのが、この本を読んでからです。
是非、紹介させてくださいね。
文豪どうかしてる逸話集
文豪シリーズ、初めて読んだ本がこちらの本でした。
これをきっかけに、文豪シリーズにハマってしまい、さらにこの本も読みました。
「文豪」がよくわかる本
明治、大正、昭和の時代に分けて文豪を紹介てくれているので、相関関係が分かりやすくまとめられています。
文豪たちの悪口本
文豪ゆえに、「悪口」もすごみがあります。個人的には「谷崎潤一郎×佐藤春夫」のやり取りが結構面白かったです。
そして最後にもう一冊。
文豪たちの友情
特に表紙が好きです。太宰治と坂口安吾ですね。文豪の友情は強くて、深くて、濃いなと思いました。
世の中にはたくさん本が出版されていますが、『名作』と言われるものは、時間という洗礼を受けて今に残っていることからも、時代も価値観も超えた普遍的な魅力があるのだと思います。人生一度は読んでみた方がいいなと思います。
この文豪シリーズは色々な出版社から出されているようですね。
作品のことだけではなくて、人物像だったり、人間関係だったり、エピソードも面白かったです。文学作品も時代背景を知って読むと興味深いですね。作家の生い立ちとか、色々な経験などが影響していることを知れると、見方を変えて作品も楽しめるし、作家に対しても親しみが持てました。
こんなに素晴らしい作品を残した文豪が、こんな愚かなことをしたんだという驚きもありますし、でもすごく人間味があっていいなぁと感じました。当時の人間の方が、感情を素直に出せて、今より人間らしかったのかな・・・・。
なんて。ちょっと、そう思いました。
読んでみたい作家、作品が増えました。少しずつ読んでいこうと思います。
Bさんにも小説のストーリーだけじゃなく、こういった面白エピソードも伝えられたら、もっと日本の作品に興味を持ってくれそう。
そいえば、中・高校生の頃、国語の授業で使う「国語便覧」を読むのが好きでした。でも、当時この文豪シリーズがあったら・・・。もっと国語の授業も読書も好きになっていたかもしれません。あと、試験結果も良かったかもしれないなぁと思います。笑
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!